エアギア

 マガジン掲載中の漫画『エア・ギア』1〜4巻を購入。作者の大暮維人氏がもともとエロマンガ描きであることも手伝って、きわどい、というか、そのものの描写が多すぎ。
 作品自体は、自走式クッション組み込みローラーブレード「エア・トレック」に執りつかれた主人公が暴風族として活躍していく代物。ストーリー、作画共に質が高い。
 ただ、非常に魅力あるパーツ・フォウ(暴風族の賭け試合)のシーンがさらりと流されていて非常に惜しい。ここをしっかり描いてしまうとあひるの空とかスラダンとか一歩と同じ路線に行っちゃうので、仕方ないのはあるけれど。
 メインはそれよりも、主人公イツキの空の王としての生き様だと思われ。各巻1シーンは必ず格好いいシーンが入っている。1巻の鳥の巣救出、2巻の風の道、3巻のトリック・パースと仏茶の解放シーン、4巻のジャンプシーンと、いずれも格好いい。
 …まぁ、各巻その数倍ものR指定シーンが入ってるのはお約束ですが。3、4巻は特に暴走気味。