一回一回が特注品

またもやしょっぱいシナリオをしてしまい、プレイヤーの方には不満感のみを残してしまいました。申し訳ありません。
シナリオというのは本来、一回一回が特注品でなければならないと考えています。どういうことかというと、プレイするメンバーに合ったシナリオを作らないとダメだということです。まぁゲームマスターも中級レベルになってくると臨機応変にシナリオの味を改変できたりするんでしょうけどね*1
関西人の脳みそ的には、シナリオには「萌え」「燃え」「笑い」があればいいのではないかと思います。
「萌え」というのはプレイヤーの愛好するものを基盤にしたシナリオで、シナリオに何らかのステロタイプを持ち込むことで完成されます。続けると早晩飽きがきますが、メンバーが固定の場合はぐるぐる回していけばいいので結構楽です。
「燃え」は熱くなれるシチュエイションがあればいいわけで、これはお約束に代表されるなんらかの流れがあればいいと思います。
「笑い」は簡単で、なんらかの理由で大笑いさせればいいのです。自虐的ギャグ、メンバーのギャグ、状況ギャグなど多数のギャグが考えられます。
この他にもセンスオブワンダー、スリルと爽快感など様々なものが要素としてあげられますが、上記の大半を満たしたシナリオがいいシナリオであることは間違いないでしょう。
これらの要素はツボが違うため、一グループで大笑いしながら遊べる環境でも、他グループでは全く笑えない場合も多い、と。
今回は大量虐殺が行われる中いかに被害を最小限にとどめるか、という線のシナリオだったのですが、大量虐殺という「容赦のない悪」に対しプレイヤーがダメージを受けすぎたようです。もはやテレビのニュースを見るような、顔を歪めながらのプレイでした。
世の中には理解できない絶対の悪があり、善というものは相対的な位置にしかありえない。そういう価値観は確かに、ある程度達観していなければできないものの見方ですし、やるべきシナリオではなかったと感じています。
やはり、ブルーローズのような全面的にバカなゲームを軽くするべきだったと思います。

*1:10年やってても初級者です。