関西弁とリプレイ(ベルスポTODAY-tabloidさん)

 これはよく悩む問題ですね。というより、リプレイ執筆時に台詞の細部を変えるか否か、という問題。
 キャラプレイ時に関西弁をしゃべると「そういうキャラ」になってしまいます。もう某GBの笑師とか、そういうおちゃらけ系キャラに。ですから、キャラクタの台詞はほとんど共通語になるわけです。
 ですが、通常のプレイヤー台詞は当然関西弁です。例えば
「そっちのゴブリンにエネボ1発入っとんにゃから、グレソで一発しばけばしまいやろ。今回は"PL名"にエンチャントかけとくわ。」
みたいになるわけですね。
ここで問題が色々発生します。
まず、PL名とキャラクタ名の混同。これは仲の良い友人同士でやってるとまま発生する問題で、本人に自覚があれば、GMがキャラ名を使いまわしていくことで改善されます。特に問題がないと思ってそのまま通している場合でも、リプレイ時には当然修正をかける必要があります。"キャラクター名"PL、と置き換える場合もありますね。
略称名称の正式名変換化ですが、これはテンポに応じます。文章として読んでよりテンポがいい方に書き換えるのが鉄則です。
そして最後に口調。これは厳重注意ですが、口調修正を入れると急に創作っぽくなります。しかし、いれざるをえない時もあるのです。
女性キャラクタのはずなのに、男性PLが思いっきり男言葉で喋ってる時ですね。
女性PLの喋る会話が男性PLと区別がつかないことはあまりないです。たまにありますが、その場合はその方が読者が増えるという笑える現象が起きます。
逆に、可憐な女性キャラクタというイメージで押し出している場合、男台詞はまずいでしょう。特に、上のような台詞は。
で、改定すると次のようになるわけです。

PC名 :そっちのゴブリンにはさっき私が撃ったエネルギーボルトが一発入ってたよね? "別PC名"がもう一度攻撃すれば倒せると思う。攻撃する代わりに、"別PC名"の武器にエンチャントウエポンをかけておきます。
 言明を明確にする指示詞を入れ、口調を変更すると全く別物になってしまいました。
 少なくとも、私のリプレイはそうやって作られていますw 「幕間」とか「舞台裏」とか「註」でのキャラ台詞とのギャップはこのあたりから来てます。



*1
…当然逆変換もあります。
「えー、どうしよう。このままだったら死んじゃうよ〜。」「ポーション使っちゃいなよ」「だってもったいないもん」

「やばいな。このままだとやられそうだ」「持ってるポーションを使ってしまえば?」「それはそれでもったいない」
さて、下の方が男性変換済み文章ですが、上で女性PLということを明示してリプレイを書いた方がウケがいいとは思いませんか、みなさん。