冒険者と殺人

 ベルスポさんのところで、わけのわからん話をしてしまったので弁解記事。
 冒険者が殺人をしたくない、というのは、軍隊にいてて人を殺したくないと言っているのと同レベルで無理な話です。勿論、そうしたことも事実上可能ですが、セッションの進行を妨げないためにも、そんな馬鹿な設定は勿論つけない方がいい(ファンタジーであっても、深淵などのような特殊心理を持つキャラクターを扱う場合、GUEPSなどの特殊なキャラクターを表現する場合は別ですよ)。
 しかし、これはどうでしょうか。
GM「その鳥人の少年は君の懐から秘密の文書を奪って空に飛び立ったよ」
PL「げ。しかし届くものったって弓矢しかないからな…射たら死んでしまうし…」
GM「はい、少年は逃げてしまいました。どうすんだよ。ファンタジーRPGで人殺し嫌がってたら何もできないぜ?」
 こいつは違うだろう、と大抵の人が言ってくれるのではないでしょうか。まずは捕獲呪文などで捕まえられないか確認する人が大半でしょうし、文書が大事なものであっても殺して奪い取る必要があると考える人はあまりいないと信じたいです。
 ちなみに、自分がしたのは、ある町に住む悪の吟遊詩人3人を夜陰に紛れて次々と暗殺していったこと。殺した理由っていうのが、「任務達成のために邪魔だったから」(こっちの情報収集なんぞの情報をすべてボス側に流していたので。捕まえて何とかするべきだったな、とかなり後悔しました。というのは、自分のキャラクタが、傭兵をしている時に家族の住む村を襲い、家族は散り散りになり、友人の弟を殺してしまうということをやらかした、と設定に明記しているから。
 普通は、「こいつにも家族がいるんだよな」とかいう思考を(口には出さなくても)トレースするべきだな、と思って。
 別段そこまで考える必要はないのかもしれませんけどね。「そういうこともあるさ」で済ませてしまっても、それはそれで…

ちなみに、システムがD&Dなので、アライメントチェンジするかしまいかで悩んだってのも大きかったかとw
アライメントなんてただの指標だから、どうでもいいじゃん、という考え方もあるにはあるんですけどね。