誰かに優しくありたいとか、誰かに必要な人物でありたいとか、言う人は
一人で自立することのできない弱い人間なんだ。
でも、そんな人間でありたいと思う。
彼らに私達は自分を重ね、私達をかばうかのように彼らをかばう。
それがヴィトゲンシュタインの語る他者への思いやりの哲学。
徹頭徹尾自己中心的な故に、倫理に反しているかに見える合理主義。