D&D 移動アクションの空白

1マイル=5280ft
20ft移動のドワーフが1時間休みなく歩き続けると、12000ft移動していることになる。
ところが、移動表を見ると、1時間の移動距離は2マイルとなっている。

1分200ftのドワーフなら、2マイルつまり10560ft移動している。
このうち52.8分が移動に充てられ、残り7.2分は別のことをしている計算になる。
0.2分は12秒、つまり2ラウンドに相当する。

この72ラウンドはどこに消えたのか。

考えられるのは休憩だ。
昔とあるサイトで紹介されていた案では、この1ラウンドは「立つ」「座る」という動作にかけられており、残り7Rで荷物を降ろして汗をぬぐい、水でも飲んで一息ついていたのではないか、という案だ。

それでは、例えば休憩をとらないとどうなるのか?

速歩移動の場合、このような休憩を取った上で、更に1時間豪快に寝ないといけない。
では、休憩なしで移動を続けるとどうなるか?
ルール上は二つの対処方法が考えられる。
1.休憩は必ず取らなければならない(とらない場合、とったのと同じ移動速度になる)
2.取らない場合、手痛いペナルティを受ける

まず1の場合。
 30分もせかせか歩けば疲れてくる。足がゆっくりになる。ゆっくり歩いて疲れを癒し、また歩き出す。このような歩行パターンになってくると考えられる。この場合、xラウンド*20+(600-x)ラウンド*5が10560になればいいのだから、
20x+3000-5x=10560,15x=7560,x=504Rとでる。通常移動しているのが504Rだ。
 10分歩く毎に2分、5ft移動するとすると、大体そんなものになる。
 しかしこの計算方法、やはりおかしい。なぜなら、30ft移動の人間では513.6Rの移動、モンクでは517.7Rの移動となるからだ。元来健脚であれば休憩時間が短い、というのは本当だろうか?

2の場合はまた今度。