明日のキャラクターを作ろう

明日使うキャラクターを作ってみる。
参考にするのはWikipediaストック・キャラクター。キャラクター類型論から。
原則が幾つかあって
1:演じていて楽しいキャラクターであること
2:生きたキャラクターであること
3:回りを引っ張るキャラクターであること
4:ストーリーの中核をなす設定を持っていること
が必要だと思っています。
最初に考えた「クジラの中の騎士」はファンタジー要素を持たせたコメディ要素を持つサイドキックでした。
メインキャラクターになりえない存在ではあります。ではありますが、ポップ的立ち位置を狙っているのもまた確か。
今回はキャラクターストックを増やし、明日の本番に備えるために、設定と共に考えてみます。

A:クジラの中の騎士
 このままではサイドキック色が強すぎるので、「クジラの中の」という設定をばっさりカット。愛する人と地位と時間を親友に奪われた、愚直で勇猛果敢な騎士とする(コンテンダー)。当初は周囲の意見を聞かず突っ走りがちであるが、その愚かさに気づき、行動する前に見つめなおすこと、物の真意を見て取ることを学ぶ。しかし、騎士道と弱い者を助ける心だけは失わない。
 なんといおうか、「クジラの中の」を取っただけで、えらく偽善的で薄っぺらいキャラクターになってしまう。騎士道に全てをかけるなら、騎士道そのものについても悩むシーンを織り込んだ上で、「騎士道とは我輩の生きる道そのものであり、我輩の崇拝する精神だ」と言わしめたいところ。

B:ナイトワーデン
 被保護者が必要。被保護者を守るために戦う神官戦士。悪事に心を痛め、正義のために戦い、被保護者を諌める人間。被保護者によって自分が守られていることに気づき、その成長を見守る、というところが役どころか。典型的な脇役。ウォーリア/アコライト。

C:無頼漢X
 最初に作ろうと思っていたキャラクター。武党派を作り、国を転覆させようと目論んでいるが、それは魔族の手によって壊滅しかけた自分の街を国によって滅ぼされたからであり、逃げ延びた街の元住人(今は妖魔となった)を解放するために強くなろうと諸国行脚を続けている、という設定。熱血漢だが、長期的な物の見方や論理的思考を嫌う極論主義者。キャンペーンによって、周囲の人の心を思いやる気持ちを身につけるところが目標か。ウォーリア・モンクかウォーリア/サムライ

D:ザ・サイドキック
 片目の潰れた醜い小男だが、キャラクターの一人に心酔しており、その目標を達成すために力を尽くす。トラップの解除や設置を得意とし、あらゆる場面をキャラクターのために演出しようとする。犠牲的精神に酔っている感がある。このキャラクターは成長するタイプのキャラではない。シーフ/レンジャー。