1-01-02から1日間の記事一覧

発表後のツッコミ

では、我々はどのように現実世界で物事を同定するのか。批判、ツッコミ待ってます。

第一講義の要点

記述理論においては名前は縮約されたまたは偽装された記述だとされたが、完全に同義なものばかりなのではなく、指示を固定するにとどまり、それ故記述に多少変更を施してもなお同一固有名と捉えうるものが存在することを指摘している。有力な記述群概念理論…

意味の理論と指示の理論

記述理論に関する見解は名前の意味の理論とも名前の指示の理論とも取れる。長さを操作的概念と考えない時、メートル原器と1メートルとの関係性についてはどう考えれば良いか。メートル原器である棒Sは長さの基準であるから長さを持たせることはできないと…

世界交差同定(Transworld identify)の問題について(※)

特定の「A」についての言明はより基本的な個体についての言明で還元可能な場合があるから、そのような場合はより基本的な個体にとっての諸可能世界を通じて、同一性の基準を求めることはできる。 しかし、そうする必要はないし、「究極的」「基本的」な個体…

なぜ可能世界論を用いるのか

注(15)において、そうする必要はない、と彼は触れている。むしろ、可能世界論の「誤用」について考えるためにこの考えを持ち出しているのではないか。

個体名と固有名

前回、個体名という言葉を勝手に持ち出していたが、名前・名指しについての表現の正確性を増すため、固有名での例示については、これを「A」という風に略記する。

レジュメ2

ソール・クリプキ『名指しと必然性』第一講義後半 著作権はwoddにあります。