1-01-01から1日間の記事一覧
denotationは脱概念化、connotationは内概念化を指す言葉であって、通常哲学では外延、内包という言葉で表記される。区別を明確にせよ。ミルの原典に当たってみよ。 Aquaintanceという言葉は直知と訳すのが正しい。認識に至っていない。また、"これ""あれ""…
「諸可能世界にまたがる同一性」を表現する言葉を指定するため、あらゆる可能世界で同じ対象を指示する術語を固定指示詞(rigid designator)、それ以外を偶然指示詞(accidental designator)と名づける。対象がすべての可能世界にある必要はないが、必然的存在…
可能世界はどこか遠くに存在すると考えられるものではなく、記述的条件によって与えられる。可能世界とは発見されるものではなく、約定されるものである。特定の個体Aに対して反事実的な仮定を行う時(つまりそのような可能世界を考える時)、”彼に対して”あ…
二者の区別が問題となり、また必然性と偶然性の峻別そのものが問題とされてきたが、問題となり得るのは言明もしくは事態のみである。この必然性は記述に拠り、記述によって指示される対象は違うとする議論がある。また、必然的性質と偶然的性質の判定は、全…
カントの規定によれば、アプリオリとは如何なる経験にも依拠せずに知り得るものなので、既に知っているものではない。アプリオリな真理は経験によっても知る得る可能性がある。よって、アプリオリであることは必然的ではない。 また、必然的という言葉に関す…
名前は固有名を指すものを意味することとする。確定記述は固有名に含めないものとする。名前と確定記述の両方を含んだ共通の述語には指示詞という言葉を使うこととする。 話し手は特定の確定記述を用いて、論理学者の言う意味での確定記述の対象でない指示対…
ソール・クリプキ『名指しと必然性』第一講義前半 レジュメ 著作権はwoddにあります。